上でも述べた通り、頬骨上の膨らみ（頬肉）には脂肪もしくは骨格、さらに筋肉などいくつかの原因があり、その中でも本施術が適応となるのは皮下脂肪による膨らみの場合となります。また脂肪には皮下の浅い層に存在するものと皮下深層に存在するもの（バッカルファット）の2種類がありますが、脂肪吸引による頬骨上の膨らみ（頬肉）除去治療は、このうち皮下の浅い層に脂肪がある場合にのみ、適応となります。
頬の脂肪というとメーラーファットやジョールファットの脂肪吸引がメジャーですが、これらの脂肪を除去しても、頬骨上の膨らみ（頬肉）は改善できないことがほとんどです。手術適応を間違うと、思ったような結果を得られない・失敗に終わってしまったということもあるため、事前に医師の診察を受けた上で施術を行うことをお勧めします。

頬骨上の膨らみ（頬肉）は、脂肪量はごくわずか（数㏄程度）ではありますが、この部位の脂肪が多いか・少ないかによって顔立ちなどに大きな影響を与えることがしばしばあります。理由としては、この部分は笑ったり上唇を上に持ち上げた際に盛り上がる脂肪のため、会話をするなど表情を動かしながらコミュニケーションをした際に、顔の中でも比較的目立つ部位となるためです。
脂肪吸引によって頬骨上の膨らみ（頬肉）を除去することで、頬肉の盛り上がりをなくすことができるだけではなく、会話やコミュニケーションに自信が出て、さらに魅力的な表情に変わることができたという声を患者様からいただくこともあります。

痩身効果を得る方法には運動や食事制限などもありますが、ピンポイントで狙った部分の脂肪を半永久的に除去することができる点が、脂肪吸引の最大の特徴です。脂肪吸引は膨らみの原因となる「脂肪細胞そのもの」を身体の外に取り除く痩身治療のため、よほど体重が増加しない限り、リバウンドすることがほぼありません。
食事制限や運動によるダイエットでも一時的には脂肪細胞が小さくなりますが、細胞の数自体には変化がないため、再び脂肪が増えてしまうと脂肪細胞のサイズが以前と同じ大きさになり、見た目が元の状態に戻ってしまうことがしばしばあります。（いわゆるリバウンドです）狙った部位の脂肪を半永久的に取り除きたいという際には、脂肪吸引は大変有効です。

頬骨上（頬肉）の脂肪吸引は、数ある脂肪吸引の部位の中でもトップレベルに小さな部位となるため、通常の脂肪吸引よりもさらにダウンタイムを抑えられる点も特徴です。

顔の脂肪吸引というと通常は頬（メーラーファットもしくはジョールファット）やあご下・首元の脂肪を対象とした施術が一般的ですが、これらの部位もかなり小さな部位となるため、身体の脂肪吸引よりもダウンタイムが短くなるケースがほとんどです。当院で施術を行った場合に限ると、個人差はありますが頬・あご下の脂肪吸引後に生じる赤み・腫れは平均すると4.5日程度、個人差はありますが早い方ですと2，3日程度でほぼ改善するケースも多いです。

頬骨上の膨らみ（頬肉）は、頬（メーラーファット・ジョールファット）やあご下の脂肪よりも更に小さな部位となるため、もちろん個人差はあるため100％とは言えませんが、術後の赤み・腫れはごくわずかな期間で改善することがほとんどです。なお内出血が生じた際は、これは部位や内出血の大きさに関わらず、赤み・青みが消えるまでに2週間前後が掛かります。

頬骨上の膨らみ（頬肉）はごく少量のため痛みも最小限に抑えることができる小顔整形ですが、どうしても痛みに不安がある方や、できるだけしっかりと頬肉を取り除きたいという際には、ベイザー（超音波）・アキーセル（超振動）を使用した脂肪吸引術も可能です。
ベイザーは超音波破砕テクニックによって脂肪細胞の結合をバラバラにする機器で、またアキーセルは超振動によって脂肪細胞をさらに細かく粉々にほぐす機器となり、これらを組み合わせて施術を行うことで、痛みを最小限に抑えて根こそぎ脂肪を除去することが可能になります。
＞ベイザー・アキーセルの詳細についてはこちら

顔痩せ効果が半永久的に続く

脂肪吸引は一度施術を行うとよほど大幅に体重が増加しない限り半永久的に効果が持続します。気になる頬骨上に乗った膨らみ（頬肉）についても、施術を行うことでほぼ一生復活することはありません。美容整形には脂肪吸引以外の顔痩せ治療として痩身マシンやボトックスなどの注射による施術もありますが、「一度の施術で一生モノの効果が欲しい」という際には脂肪吸引は大変有効です。