輪郭整形・小顔整形 コラム

Column
2025/03/14
「生まれつき」が原因の頬肉の厚みは、頬肉の脂肪吸引で対策できます

「笑った時に盛り上がる頬肉が気になる」「顔や身体はそれほど太ってないのに、頬肉だけが盛り上がっている」「アンパンマンのような頬を治したい」など、頬骨上にできた膨らみ(頬肉)を気にしている方はかなり多く、当院においても比較的多くカウンセリングを行っています。特に脂肪がつきやすい若い女性に多い傾向があるように感じますが、このような生まれつきの頬肉の膨らみ・張り出しを落としたい・なくしたいという方向けに、今回は頬肉(頬骨上の脂肪)に厚みが出る原因や対策についてまとめてみたいと思います。

「生まれつき」が原因の頬肉の厚みは、頬肉の脂肪吸引で対策できます

頬肉が厚い原因は生まれつき?

実際には、頬肉が厚いのには生まれつきとそうでない場合があります。子どもの頃から頬肉が盛り上がって目立っていたという際は遺伝の可能性が高く、もともと生まれつきでこの部位に脂肪等が付きやすい体質である可能性が高いです。このような場合は、後天的な理由によるものと比較して、ダイエットや小顔マッサージなどの自力で治す方法では頬肉を減らすことが難しいことが多いです。
逆に生まれつきではなく、暴飲暴食で急激に体重が増えた場合やお酒や塩分の多いものの摂りすぎなどで顔に浮腫みが生じている場合などは、生まれつきによる頬肉よりは、比較的自力で治しやすい傾向にあるかと思います。実際に多い頬肉の原因については次の項目でもう少し詳しく述べたいと思います。

頬肉が厚い原因は生まれつき?

頬肉(頬骨上の厚み)で多く見られる原因とは

頬肉の落とし方を知りたい場合には、まずはご自身の頬肉が厚い原因を正しく知ることが重要です。頬肉が厚くなる原因について、代表的なものを以下に挙げます。

頬肉(頬骨上の厚み)で多く見られる原因とは

〇頬肉の原因が「脂肪」の場合

頬肉が盛り上がる原因として最も多いのが、脂肪です。生まれつき脂肪が多い場合と、体重増加などによって後天的に頬肉が出っ張るようになってしまう場合がありますが、いずれにおいても脂肪が原因の場合、自己流のダイエットやマッサージなどでは改善することはなかなか困難です。

〇頬肉の原因が「筋肉」の場合

頬骨上の付近には、小頬骨筋や大頬骨筋という筋肉が存在しています。小頬骨筋は、片目をつぶった際に盛り上がる筋肉で、大頬骨筋は口を「え」の形に開いた際に盛り上がる筋肉です。表情癖や食べ癖によって、これらの筋肉を普段から無意識で使っていたりすると、これらの筋肉が通常よりも発達して頬肉の膨らみにつながります。

〇頬骨の原因が「骨格」の場合

頬肉のある場所には、皮膚・脂肪・筋肉・骨などの身体を構成する要素が層のように重なっていますが、このうち一番土台部分に存在する骨そのものが出っ張っているということもあります。ご家族や親せきに頬骨が出ている方が多い場合は、骨格が原因である可能性が高いです。頬肉の厚みが骨格の場合、自力で頬の膨らみをなくすことは不可能です。

〇頬肉の原因が「むくみ」の場合

顔にむくみがある場合も、頬肉付近に膨らみが生じることがあります。ただこの場合は頬肉が盛り上がるだけではなく、顔全体がパンパンになる、輪郭が丸くなる、目元が腫れぼったくなるといった症状が同時に出ることが多いです。むくみは皮膚内部に体内の老廃物や水分が溜め込まれることで生じますが、原因としては塩分の摂りすぎ、お酒の飲み過ぎ、血行不良などが考えられます。体質的な部分が原因の場合はすぐに改善することは難しいですが、塩分過多やお酒が原因の場合は、食生活などを改善することでむくみを減らすことができます。
またリンパの流れが滞っていることで頬肉に厚みが生じることもあります。このような際にはマッサージでリンパの流れをスムーズにすることで頬骨上の厚みを軽減できる可能性があります。

頬肉の厚みによるデメリットとは?
なくすとどんなメリットがある?

頬肉に厚みがあると以下のようなデメリットを感じられる方が多いようです。但し、いずれも機能面には影響はありませんので、無理に改善せずとも健康上の問題はありません。見た目・審美的に気になるという際には、これらのデメリットを鑑みた上で頬肉をなくす方法を取り入れてみてもよいのかと思います。

頬肉の厚みによるデメリットとは?なくすとどんなメリットがある?
  • 丸顔に見える
  • 顔が大きく見える
  • 顔がパンパンに膨らんで見える
  • アンパンマンのように見える
  • 体は痩せているのに太って見える
  • 笑うと頬肉が盛り上がる
  • 顔と全身のバランスが悪く見える

日常的に診察を行っている中で特に多いお悩みとしては、「笑った際に頬がパンパンに盛り上がる」「顔が大きく見える「身体は痩せているのに全身が太ってみえる」などでしょうか。頬肉は顔の中でも中心近くにある部位のため、ここの厚みが変わるだけでも第一印象に大きな影響を与えます。

頬肉が厚いのを治したい!6つの対処法

ここでは、頬肉の盛り上がりをなくすのに役立ちそうな5つの方法をご紹介します。頬肉の厚みをなくしたい、笑った時の頬の盛り上がりをなくしたい、という際には参考にしてみてください。

頬肉が厚いのを治したい!6つの対処法

〇有酸素運動

やはり運動は大事です。特に有酸素運動には脂肪を燃焼させる効果があるため、脂肪が原因で頬肉が厚い方におすすめです。ウォーキングやジョギングが定番ですが、最近は個性的なジムも増えていますので、ダンスやサーキットトレーニング、トランポリンなど、興味ある分野の運動を探してみるのもよいでしょう。有酸素運動は20分以上続けることで脂肪燃焼効果が高まるといわれているため、その点は意識するようにしてください。

〇頬肉や顔のトレーニング

頬肉の厚みにむくみが関係している場合には、頬肉や顔全体のトレーニングもよいでしょう。例えば、口を閉じて、舌を歯の外側に沿わせるようにしてゆっくりと回します。このようなトレーニングを続けて行うことで、顔のむくみを軽減する効果が期待できるかと思います。

〇マッサージ

頬肉付近のマッサージも効果があるかと思います。エステサロンなどでフェイシャルエステを受けるのも一つの手ですが、自宅などでも手軽にできるものとしては、小鼻横付近に人差し指を縦において、少し強めの圧を掛けながら上下に動かすことで頬周辺のむくみ・リンパの流れを改善することができます。

〇食生活の改善

むくみによって頬肉に厚みがある場合は食生活を改善することで頬に脂肪がつきにくくなります。塩分控えめの食事を心がける、栄養バランスのとれた食事をする、食べすぎないようよく噛んでゆっくり食べるなど、食べ物や食べ方にも気をつけてください。

〇頬骨ボトックス

頬骨ボトックスとは、盛り上がった頬肉にボトックス注射を行うことで、頬を引っ込めて滑らかな輪郭にする小顔治療です。頬骨上の盛り上がりが筋肉によるものの場合に有効な治療です。大頬骨筋(だいきょうこつきん)や小頬骨筋(しょうきょうこつきん)といった筋肉の働きを弱めることで、頬肉の張り出しを緩和します。
頬骨ボトックスの関連コラムはこちら

〇脂肪吸引

頬肉を根本から半永久的にしっかりと頬肉をなくしたいという際には、脂肪吸引を検討いただくのもよいでしょう。もちろん、手術を伴う形となるので、メリットデメリットを理解した上で施術を行うようにしてください。
なお頬肉の厚みを取る場合、一般的な頬の脂肪吸引(ジョールファット・メーラーファットという脂肪を吸引する施術)の施術を行っても、頬骨上に乗っかった脂肪(頬肉)はなくなりません。脂肪吸引で頬肉の厚みをなくそうとする場合は、頬肉にターゲットを絞った脂肪吸引を行う必要があるという点は少しだけご注意下さい。※頬肉の脂肪吸引は当院にても実施しておりますが、一般的な美容クリニックでは行っていないことも多いです。

頬肉の厚みを改善する
「頬肉の脂肪吸引」ついて

頬肉の脂肪を一度でしっかりと、半永久的に改善する方法としては頬肉の脂肪吸引がお勧めです。脂肪吸引というと、痛みや術後のダウンタイム(赤み・腫れなど)が気になるという方もいらっしゃるかと思いますが、頬肉の脂肪は、太ももやお腹などの他部位と比較するとごく少量の脂肪のため、施術時間も短く、ダウンタイムも1週間前後(当院の場合、個人差はありますが術後2,3日程度でほぼ回復することも多いです)と通常の脂肪吸引よりも短いことが多いです。ここでは頬肉の脂肪吸引について少しだけ解説したいと思います。

頬肉の厚みを改善する「頬肉の脂肪吸引」ついて

〇頬肉の脂肪吸引とは

頬肉(頬骨上)の脂肪吸引は、「笑った時にできる頬の高い位置の膨らみ」を除去することを目的とした脂肪吸引術です。頬骨の上に乗っかったように存在するこの部分の脂肪(頬肉)は、一般的に行われる頬の脂肪吸引術(メーラーファット・ジョールファット)では除去することができません。そのため頬骨上(頬肉)の脂肪が気になるという際には、別途この部分をターゲットとした脂肪吸引を行う必要があります。
頬肉(頬骨上)の脂肪吸引の詳細はこちら

頬肉の脂肪吸引とは

〇頬骨(頬骨上)の脂肪吸引の特徴

・小さな部位ながら変化を実感しやすい

頬骨上の膨らみ(頬肉)は身体の中でもかなり小さい脂肪の塊ではあるのですが、顔の中でも中心線近くにある部位のため、この部分の厚みがすっきりすると顔の印象は大きく変化することが多いです。脂肪吸引で頬骨の厚みをとったことで、会話や笑顔にも自信が出て、さらに魅力的な表情に変わることができたといった声を患者様からいただくこともあります。

小さな部位ながら変化を実感しやすい

・半永久的な効果が得られる小顔術

脂肪吸引は食事制限や運動によるダイエットと異なり、一度頬肉の脂肪を取ってしまえば再び頬肉に厚みが出ることはほぼありません。体重がよほど増えてしまうといったことがなければ半永久的な効果を得られる点が、他のダイエット法にはない最大の特徴です。脂肪吸引によって頬肉に厚みが出る原因となっている脂肪細胞そのものを除去する(吸引する)ため、リバウンドしないという原理になります。

半永久的な効果が得られる小顔術

・脂肪吸引の中でも特にダウンタイムが少ない

頬肉の厚みに原因となる脂肪は、顔が大きく見える・頬がパンパンに見えるなど見た目には大きな影響を与える部位ではあるものの、実際にはごくわずかの脂肪量(数cc程度)であるため脂肪吸引の手術は他の部位と比較するとかなり短時間で済み、またダウンタイム(術後に生じる赤み・腫れ・むくみなど)も軽度となることがほとんどです。通常の脂肪吸引の場合は1~2週間程度のダウンタイムが生じますが、頬肉の脂肪吸引の場合、個人差はありますが早い方ですと2,3日程度でほぼ改善するケースも多いです。

脂肪吸引の中でも特にダウンタイムが少ない

・ベイザー・アキーセル脂肪吸引も可能

痛みに不安がある方や、ダウンタイムをできるだけ減らしたいという方にお勧めなのがベイザー(超音波)・アキーセル(超振動)を使用した脂肪吸引です。ベイザーは超音波破砕テクニックによって脂肪細胞の結合をバラバラにすることができ、またアキーセルは超振動によって脂肪細胞をさらに細かく粉々にほぐすことができる、脂肪吸引専用の機器です。これらを使用することで、痛みを最小限に抑えて根こそぎ頬肉の脂肪を除去することが可能になります。
ベイザー×アキーセル脂肪吸引の詳細はこちら

ベイザー・アキーセル脂肪吸引も可能

脂肪吸引以外の美容医療で頬肉の厚みを取る方法

一度の施術で半永久的に厚みのある頬肉を取り除くことができる頬肉の脂肪吸引がお勧めですが、手術は避けたいという方もおられると思いますので、その他の頬肉の厚みを取る美容医療も以下に紹介します。

〇クールスカルプティング・エリート(クルスカ・エリート)

「クルスカ・エリート」と略されることが多いクールスカルプティング・エリートは、脂肪細胞を冷却して体外に排出する医療痩身マシンです。日本はもちろん、全世界的に多くのクリニックで導入されている実績や症例数が豊富なマシンで、当院でも患者様から「クルスカご指名」でご予約をいただくことも多くあります。一度の施術で脂肪層の20%程度を減少させることができますが、よりしっかりと頬肉の厚みを取りたいという際には、個人差はありますが3~5回程度の施術を推奨します。
なおクルスカは厚生労働省とアメリカFDA(日本の厚生労働省のような機関)に「冷却による脂肪減少」効果が承認されており、当院で導入しているマシンはクルスカのさらに進化版(上位機種)となります。
クールスカルプティング(クルスカ)の施術詳細はこちら

クールスカルプティング・エリート(クルスカ・エリート)

〇スカルプシュア

スカルプシュアはレーザーを照射することで熱を加え、脂肪組織を融解・排出する施術です。アメリカのFDA(日本の厚生労働省のような機関)に認可されている信頼あるマシンです。クルスカ・スカルプシュアの特徴として、比較的痩せ型の方でも施術を受けられるという点があります。それほど脂肪が多いわけではないけれど、頬肉の厚みをよりすっきりさせたいという方にもおすすめです。ただしスカルプシュアも、クルスカ・エリート同様にしっかりと頬肉の厚みを取るためには、個人差はありますが3~5回程度の施術が必要になります。
なお、当クルスカ・エリートとスカルプシュアを併用する「小顔ダブルプラン」というものをも行っております。2つの作用機序の異なる小顔マシンを使用することで、より早くしっかりと頬肉の厚みを取ることができます。
スカルプシュアの施術詳細はこちら

スカルプシュア

〇脂肪溶解注射(カベリン注射)

脂肪を溶かす作用のある薬剤を頬肉の厚みがある箇所に注射をすることで脂肪量を減らすことができる小顔治療です。当院では現在、米国のFDA(日本でいうところの厚生労働省)に脂肪溶解効果が認められている「デオキシコール酸」を主成分としたカベリン注射などを使用しており、高い痩身効果が期待できる点が特徴です。またデオキシコール酸の他、脂肪の代謝促進効果のあるL-カルニチン酸や、むくみを軽減する効果のあるアーティチョークエキスなども配合されており、効率的に頬肉の脂肪を分解・排出することができる脂肪溶解注射になっております。
ただし脂肪溶解注射については、効果を実感いただくには5回程度の施術が必要になること、また使用料によっては施術中に痛みを感じたり術後に若干の腫れが生じることがあります。

脂肪溶解注射(カベリン注射)

〇輪郭整形

脂肪吸引含めて、上で紹介した施術はいずれも頬肉の厚みが「脂肪」によるものの際に有効な施術となります。もし頬肉の厚みが脂肪ではなく、脂肪の下にある「骨格」に由来するものの場合は、上の施術を行っても頬肉の厚みが減ることはありません。この場合は「頬骨整形」という、出っ張った頬骨を直接削ったり切ったりする輪郭整形が有効となります。切開を伴う手術となりますが、骨にダイレクトにアプローチする施術のため一度の施術で半永久的な効果を得ることができます。頬骨の膨らみ(張り出し)だけではなく、頬付近のゴツゴツ感を解消することもできる施術です。
頬骨整形の詳細はこちら

輪郭整形

頬肉が厚い原因や改善方法について、簡単ではまとめてみました。頬肉に厚みが出るのは生まれつきのこともあれば、後天的なものの場合もあります。また頬肉の厚みの原因については、脂肪の他に骨格などが関係していることがある点についても述べました。同じように見える頬肉の厚みでも一人ひとり原因や状態は異なるものとなるので、これらの原因にあわせて施術を行うことがポイントとなります。美容医療で頬肉の厚みを取る方法についても上に記載しておりますが、頬肉の脂肪吸引は費用対効果を考えると一番お勧めではないかと個人的には考えています。とはいえもちろん、ダウンタイムをできるだけ避けたいという際には、マシン治療でじっくり改善していく方法も有効です。頬肉が厚いことでお悩みの際にはご気軽にご相談ください。

※メールによる無料相談(画像相談も可)も承っております。全ての相談において、院長自らが内容を拝見しご返信させていただいております。(診察や手術のスケジュール上、ご返信が遅くなってしまうことがある点はご了承ください)
無料メール相談はこちら

無料カウンセリング予約はこちら

監修医師
みずほクリニック

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。 免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士