症例写真・ビフォーアフター

Case introduction

オトガイ形成/オトガイ水平骨切り(No.616)(顎を短くする+左右差を改善する)

オトガイ形成/オトガイ水平骨切り(No.616)(顎を短くする+左右差を改善する)の症例写真・ビフォーアフター
オトガイ形成/オトガイ水平骨切り(No.616)(顎を短くする+左右差を改善する)の症例写真・ビフォーアフター

症例について

長くて左右差のある顎先を改善したいとご相談に来られた20代の男性です。右側(向かって左)のおとがい結節が下方に突出しているため、実際の長さ以上に顎先が長く見えてしまっているため、施術ではオトガイ水平骨切り(中抜き)によって、顎先の長さを調整すると同時に左右差を改善することとしました。

施術法

オトガイ形成術で上下の距離と左右差を同時に改善する方法には大きく分けて以下の2つの方法があります。

・顎先の末梢側の骨を斜めのラインで切って中枢側と接合する。 ・顎先のオトガイ結節の部分を最初にいったん切除してから、通常の二つの平行なラインで骨切り(中抜き)をする。

どちらで行うかは、実際の顎先の骨の状態を確認した上で決める形となりますが、今回の方はかなり強い左右差が見られたため、まずは一旦右のオトガイ結節を切除してから末梢側の骨切りラインを左右非対称に斜めに切るという、1と2の中間とも言えるハイブリッド術法で骨切りを行っています。術後の写真では左右差が目立たなくなり、また顎の長さもしっかりと短縮されているのがお分かりいただけるかと思います。

ポイント

CT画像で術前後の変化を見ると、術前に張り出していた右側が今度は左より少し引っ込みすぎているように感じられるかと思いますが、これは骨切りに失敗したということでは勿論なく、意図的にこのような左右差が出るように調整をしております。この方は右側の皮膚と軟部組織のボリュームが左側よりも多いことが事前の診察で分かったため、その点を考慮した上であえてオトガイについてはこのようなボリューム感で仕上げています。

容姿というものは骨だけで構成されているわけでなく、皮下組織や筋肉など様々な構成要素が積み重なった上で成り立っています。そのため骨切り術で完成形を目指すのではなく、最終的な容姿(見た目)を鑑みた上で最も美しい状態に仕上げることがポイントになると言えるでしょう。この辺りの調整や判断については、担当する医師の経験や長年の勘によるところも大きいのかもしれません。

<症例に関する情報>

治療名:オトガイ形成(オトガイ水平骨切り/上下短縮・左右差調整) 費用:330,000円 リスク、副作用:腫れ、内出血、感染、左右非対称、知覚神経麻痺など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

監修医師
みずほクリニック

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。 免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士