顔の脂肪吸引を検討している方や施術を受けた方のなかには、「ダウンタイムはどのくらい続くの?」「術後はどのように過ごせばいいの?」と不安に感じる方は多いです。
ダウンタイムの経過や症状を正しく理解し、適切にケアすることで回復をスムーズに進められます。今回は、顔の脂肪吸引後の経過や主な症状、ダウンタイム中の過ごし方や注意点についてお伝えします。
ジョールファット除去から2週間後のダウンタイム例(比較的内出血が生じた方の場合)
顔の脂肪吸引ダウンタイムの期間は?完成までの目安
顔の脂肪吸引には、施術後に腫れや内出血などが落ち着くまでの「ダウンタイム」があります。ダウンタイムとは、手術による体への影響が徐々に回復し、日常生活へ戻っていくまでの期間を指します。
症状ごとのダウンタイムの目安については、以下の一覧表を参考にしてください。
ダウンタイムの症状や回復のスピードには、個人差があります。腫れや内出血が一時的に強く見える場合もありますが、多くは身体の回復過程で起こる正常な反応です。
多くの場合は経過とともに落ち着きますが、気になる症状がある場合は、施術を受けたクリニックへ相談しましょう。
〇ダウンタイム中に現れる主な症状(一覧)
顔の脂肪吸引のダウンタイムでは、施術部位の回復過程として、いくつかの症状が現れることがあります。主な症状は、以下のとおりです。
・腫れ
・内出血
・痛み
・むくみ
・拘縮(皮膚の硬さや突っ張り感)
これらの症状は、脂肪を吸引した部位の組織が回復していく過程で生じる一時的なもので、時間の経過とともに徐々に落ち着きます。
また、顔の脂肪吸引は体の脂肪吸引と比べて吸引する脂肪量が少ないため、比較的ダウンタイムが短い施術とされます。症状の出方や回復のスピードには個人差があり、過度に心配する必要はありません。
〇日常生活への影響と仕事復帰の全体スケジュール(早見表)
顔の脂肪吸引後は、腫れや内出血などの症状の経過に合わせて、日常生活を徐々に再開していきます。症状の出方には個人差がありますが、一般的な生活行動の再開目安は以下のとおりです。
| 行動 | 再開の目安 |
|---|---|
| シャワー | 翌日から可能(傷口を直接濡らさないよう注意) |
| メイク | 傷口以外は翌日から可能 |
| 仕事 | デスクワークは翌日〜数日後 接客業は数日〜1週間後が目安 |
| 運動 | 軽い運動は1週間後 激しい運動は1か月後 |
| 飲酒 | 術後1〜2週間後から |
ただし、回復のスピードや症状の程度には個人差があります。無理をせず、体調や術後の状態を見ながら生活を再開することが大切です。
また、具体的な生活制限や再開時期については、施術を受けたクリニックの指示に従うようにしましょう。
ダウンタイムの経過(術後当日〜6か月)
ダウンタイムの経過をあらかじめ知っておくことで、「今の状態は正常なのか」「どのくらいで落ち着くのか」といった不安を軽減しやすくなるでしょう。
ここでは顔の脂肪吸引後、術後当日から6か月までの一般的な経過の目安について、時系列で解説します。ご自身の状態と照らし合わせながら、回復の目安としてご参考にしてください。

〇術後当日〜翌日(痛み・腫れの始まり)
顔の脂肪吸引を受けた直後から翌日にかけては、ダウンタイムの初期段階です。腫れや痛みが出はじめる時期ですが、適切にケアすることで回復をスムーズに進めやすくなります。
●術後当日の状態
麻酔が効いているあいだは痛みを強く感じにくい場合がありますが、時間とともに腫れが出てくることがあります。また、局所麻酔液の影響で顔がむくんだように見えるかもしれません。いずれも一時的な反応ですので、通常は自然に落ち着きます。●術後翌日の状態
翌日になると腫れや内出血が目立ちやすくなります。朝起きたときに腫れを強く感じることもありますが、これは回復過程として一般的です。内出血は赤紫色に見える場合がありますが、時間とともに薄くなるケースが多いです。
●当日〜翌日の過ごし方
できるだけ安静に過ごし、無理な活動は避けましょう。腫れや痛みを和らげるため、医師の指示に従ってアイシングをおこないます。就寝時は頭を少し高くして休むと、むくみの軽減につながります。シャワーは翌日から可能ですが、傷口に直接お湯が当たらないよう注意してください。
〇術後2〜3日(腫れ・内出血のピーク)
顔の脂肪吸引では、術後2〜3日ごろに腫れや内出血のピークを迎えることが多いです。ダウンタイムのなかでも、見た目の変化をもっとも感じやすいタイミングです。
腫れが強くなったり、内出血の色がはっきりしてきたりするため、「思っていたより腫れている」と不安になる方もいると思います。しかし、一般的な経過のひとつであり、時間の経過とともに徐々に落ち着くため、心配しすぎる必要はありません。
痛みが気になる場合は、処方された痛み止めを医師の指示どおりに使用することで、症状を和らげる方法もあります。また、腫れを抑えるために、術後数日はアイシングを継続することも大切です。
外出が必要な場合でも、マスクや帽子を着用することで腫れや内出血をカバーできるため、無理のない範囲で日常生活を送ることは可能です。ただし、長時間の外出や激しい活動は避け、体を休めながら過ごしましょう。
〇術後4〜7日(内出血・むくみが目立つ時期)
顔の脂肪吸引では、腫れのピークを過ぎて少しずつ落ち着きはじめますが、内出血やむくみが目立ちやすい時期でもあります。
●内出血の状態
術後4〜7日ごろには、内出血が目立ちやすくなります。時間の経過とともに赤紫色から黄色っぽい色に変化していくことがあり、これは血液が体内で吸収される自然な過程です。回復が進んでいるサインのひとつと考えられます。
●むくみの状態
この時期は、体内に残った水分や炎症の影響で顔がふくらんだように見えることがあり、むくみが一時的に強く感じられるかもしれません。しかし、多くの場合は徐々に落ち着き、回復します。
●ケアのポイント
術後7日前後は、アイシングから温熱ケアへの切り替えが検討される時期です。血行を促すことで回復がサポートされます。また、口の開けにくさを感じることもありますが、多くは一時的な症状です。
〇術後2週間(症状が落ち着き仕事復帰の目安)
術後2週間ほど経つと、腫れや内出血は落ち着き、メイクでカバーできる程度まで回復することが多い時期です。見た目の変化も目立ちにくくなるため、仕事への本格復帰の目安とされます。
一方で、このころから拘縮(こうしゅく)と呼ばれる症状が現れはじめます。拘縮とは、皮膚が硬く感じたり、つっぱるような感覚が出たりする状態のことです。脂肪吸引後の回復過程で、多くの方にみられます。
また、マッサージが必要と判断された場合は、このころから開始するよう指示されることが多いです。適切なケアをおこなうことで、拘縮の軽減や回復のサポートにつながります。 術後1か月〜6か月(フェイスラインが完成へ) 術後1か月ごろから、拘縮(皮膚の硬さやつっぱり感)が徐々にやわらぎ、フェイスラインが引き締まっていく時期に入ります。むくみや細かな腫れも少しずつ落ち着き、輪郭の変化を実感しやすくなるでしょう。
顔の脂肪吸引は、時間をかけて自然に仕上がっていく施術です。最終的な仕上がりの目安は術後3〜6か月程度とされています。
ダウンタイムの経過には個人差があり、途中で「まだ腫れているのでは」と不安になることもあるかもしれません。しかし、回復は少しずつ進んでいくものです。焦らず経過を見守ることが、きれいな仕上がりにつながります。
ダウンタイムで現れる主な症状と対処法
顔の脂肪吸引後には、腫れや内出血、むくみなどのダウンタイム症状がみられることがあります。あらかじめ経過や対処法を知っておくことで、安心して過ごせるでしょう。
ここでは、顔の脂肪吸引のダウンタイムで現れやすい主な症状と、対処法について解説します。

〇腫れ(術後2〜3日がピーク)
顔の脂肪吸引後は、術後2〜3日ごろに腫れのピークを迎えることが多く、時間とともに徐々に解消します。腫れが起こる主な理由は、施術による炎症反応と、麻酔液が組織内に残ることによるむくみです。
腫れを悪化させないためには、血行を過度に促進しないよう、長時間の入浴や激しい運動、飲酒は控えてください。頭を低くして寝ないようにして、枕を高めにして休みましょう。
腫れが気になる場合は、氷嚢や保冷剤をタオルで包んで患部にやさしく当てるアイシングが有効です。ただし、冷やしすぎると皮膚に負担がかかるため、短時間ずつ様子を見ながらおこなうことが大切です。
〇内出血(1〜2週間で改善)
顔の脂肪吸引では、施術時に細い血管が刺激されることで内出血が起こることがあります。多くの場合、1〜2週間ほどで自然に改善します。
●内出血の色の変化
時間の経過とともに色が変わることが特徴です。一般的に施術直後は青紫色に見え、その後徐々に黄緑色に変わり、最終的には目立たなくなります。
この色の変化は、体内で血液が分解・吸収されていく過程で起こるもので、正常な回復過程です。
なお、内出血が出たからといって施術の失敗ではありません。脂肪吸引では比較的よくみられる反応であり、多くの場合は時間の経過とともに目立たなくなります。
ケアとしては、術後5日ごろまでは冷却を中心におこない、そのあとは温熱ケアへの切り替えが検討されます。温めることで血行が促され、内出血の吸収が進みやすくなるためです。ただし、ケアの方法やタイミングは医師の指示に従うようにしましょう。
〇痛み・熱感(3〜7日で落ち着く)
顔の脂肪吸引後は、痛みや熱感を感じることがありますが、多くの場合は3〜7日ほどで落ち着いていきます。痛みの程度には個人差がありますが、筋肉痛に近いズキズキとした感覚として感じる人もいます。
こうした痛みは、施術によって刺激を受けた組織が回復しようとする過程で起こるものです。体が回復に向かっているサインのひとつのため、無理をせず安静に過ごしましょう。
痛みが気になる場合は、処方された痛み止めを医師の指示どおりに使用することが症状の緩和につながります。痛みが強く続く場合や、日常生活に支障が出るほどの症状がある場合は、無理をせずクリニックへ相談することが大切です。
〇むくみ(2週間〜1ヶ月で軽減)
顔の脂肪吸引後は、むくみが生じることがありますが、多くの場合は2週間〜1か月ほどで徐々に軽減していきます。
むくみが起こる主な理由は、施術によってリンパ管や血管が一時的に影響を受けることです。体内の水分バランスやリンパの流れが一時的に滞ることで、顔が腫れぼったく見えることがあります。
むくみを悪化させないために、塩分の多い食事を控えたり、アルコールを控えたりしましょう。就寝時に枕をやや高めにして頭を心臓より高い位置に保つことで、顔に水分がたまりにくくなります。
さらに、術後に装着するフェイスバンド(圧迫固定)には、腫れやむくみを抑えながら皮膚を安定させる役割があります。医師から装着方法や装着期間の指示がある場合は、それに従って使用することが大切です。
〇拘縮・硬さ(術後1週間ごろから出現、3〜6か月で改善)
顔の脂肪吸引後、術後1週間ごろから拘縮(こうしゅく)と呼ばれる症状が現れることがあります。拘縮は組織が回復している自然な反応で、手術が順調に進んでいる目安ともいえます。
拘縮の改善をサポートする方法として、マッサージでのセルフケアが勧められます。適度にほぐすことで血流やリンパの流れが促され、硬さの軽減につながるためです。
ただし、マッサージをはじめる時期や方法は施術内容によって異なるため、必ず医師の指示に従っておこないましょう。完全に落ち着くまでに3〜6か月かかることが一般的です。
日常生活の過ごし方(仕事・食事・入浴・運動・メイク)
顔の脂肪吸引後は、ダウンタイム中の過ごし方によって回復のスピードや症状の出方が変わることがあります。腫れや内出血を悪化させないためにも、仕事・食事・入浴・運動・メイクなどの日常生活のポイントを理解することが大切です。
ただし、施術内容や体質によって回復の経過には個人差があります。そのため、ここで紹介する内容はあくまで一般的な目安です。実際の生活制限やケア方法については、必ず施術を受けたクリニックや医師の指示に従うようにしましょう。
ここからは、ダウンタイム中に意識したい日常生活の過ごし方について、項目ごとに解説します。

〇仕事復帰はいつから?職種別の目安
顔の脂肪吸引後の仕事復帰のタイミングは、仕事内容によって異なります。腫れや内出血の出方には個人差がありますが、体への負担や人と接する機会の多さを考慮して復帰時期を検討することが大切です。
一般的な仕事復帰の目安は、以下のとおりです。
●デスクワーク
翌日から仕事復帰が可能な場合もあります。ただし、腫れや違和感が気になることもあるため、2〜3日ほど余裕を持って休むと安心です。
●接客業
1〜2週間後を目安に復帰するケースが多いです。内出血やむくみが落ち着き、メイクやマスクでカバーしやすくなるタイミングです。
●重労働(体力を使う仕事)
術後2週間以降が目安とされています。重いものを持つ作業や体に負担がかかる動きは、腫れや内出血を悪化させる可能性があるため注意が必要です。
なお、回復のスピードには個人差があります。無理をせず、体調や医師の指示を確認しながら復帰時期を判断することが大切です。
〇食事・飲酒の注意点
顔の脂肪吸引後は、基本的に食事制限はありません。ただし、術後すぐは体が回復しようとしている時期のため、消化の良い食事を意識すると安心です。
一方で、ダウンタイム中は塩分やアルコールの摂取に注意が必要です。塩分の多い食事は体内に水分をため込みやすく、むくみを悪化させる可能性があります。また、アルコールは血行を促進し、腫れや内出血が長引く原因となるため、術後1〜2週間は控えましょう。
回復を助ける栄養素としては、タンパク質・ビタミンC・鉄分などが挙げられます。タンパク質は組織の修復をサポートし、ビタミンCはコラーゲンの生成や回復を助ける働きがあります。また、鉄分は血液の回復に関わる栄養素です。
これらの栄養素を意識しながら、バランスの良い食事を心がけることが、回復をサポートするポイントといえるでしょう。
〇入浴・シャワーの再開時期
顔の脂肪吸引後は、血行が急に良くなると腫れや内出血が強く出る可能性があるため、入浴の再開は段階的におこなうことが大切です。
●シャワー
翌日から可能です。傷口を強くこすらず、やさしく扱いましょう。
●湯船(入浴)
術後1週間〜10日ほど経ってからが目安です。腫れや内出血の状態を確認しながら、無理なく再開します。
●サウナ・高温入浴
術後1〜2週間ほどは避けましょう。体温が急激に上がると血行が促進され、腫れや内出血が長引く可能性があります。
入浴の再開時期は施術内容や回復の状態によって異なるため、最終的には施術を受けたクリニックの指示に従うようにしましょう。
〇運動後の再開時期
顔の脂肪吸引後は、運動によって血流が増すと腫れや内出血が強く出ることがあります。運動は回復の様子を見ながら、段階的に再開することが大切です。
●軽いウォーキング
術後1週間後からを目安に、無理のないペースで短時間からはじめましょう。
●激しい運動(ランニング・筋トレなど)
術後1か月後以降が目安です。強い運動は血流が増えるため、腫れや内出血が落ち着いてから再開します。顔周りに負担がかかる動き(うつ伏せ・重い物を持つなど)は、術後2週間は控えてください。
運動の再開時期は回復状況によって異なるため、体調を見ながら無理をせず、必要に応じて医師に相談しましょう。
〇メイク・スキンケアの再開時期
顔の脂肪吸引後でも、状態を見ながらメイクやスキンケアを再開できます。ただし、傷口への刺激を避けてください。
- 傷口以外のメイク:翌日から可能
- 傷口周辺のメイク:術後2〜3日以降(テープ剥離後・かさぶたが落ち着いてから)
- スキンケア:傷口を避ければ翌日から可能
- ポイント:強くこすらず、やさしくおこなう
また、ダウンタイム中はマスクを活用すると、腫れや内出血を目立たせずに外出できます。大きめのマスクでカバーする方法が効果的です。
〇睡眠・安静時の過ごし方
顔の脂肪吸引後は、睡眠時の姿勢にも注意が必要です。寝方によっては顔に血液や水分が集まりやすくなり、腫れやむくみが強く出る可能性があります。
ダウンタイム中は、枕をやや高めにして頭を心臓より高い位置に保ちましょう。顔に水分がたまりにくくなり、腫れやむくみの軽減につながります。
また、術後3〜4日は回復を促すためにも、十分な睡眠をとることが大切です。体がしっかり休息をとることで、成長ホルモンが分泌され、組織の修復が進みやすくなります。
なお、うつ伏せで寝る姿勢は避けましょう。顔に圧力がかかり、腫れや回復の妨げになります。できるだけ仰向けで休んでください。
顔の脂肪吸引後のマッサージ
脂肪吸引後の皮下組織は修復過程にあり、マッサージのタイミングや方法を誤ると腫れや内出血の悪化につながります。ここでは、マッサージを開始する目安や正しい方法、効果についてお伝えします。

〇マッサージをはじめてよい時期の目安
一般的には、術後1〜2週間後、抜糸や傷が落ち着いてからマッサージをはじめるのが目安です。腫れや痛みのピークである術後2〜3日間は、マッサージはおこないません。
拘縮(皮膚の硬さや突っ張り感)がはじまる術後1〜2週間以降からのケアが効果的です。術後のマッサージは、必ずクリニックの指示に従って開始してください。
〇マッサージの正しい方法・注意点
マッサージをおこなう際は、強くこすらず、やさしく円を描くようにおこないましょう。しこりのように硬くなった部分は、指の腹でやさしく押しながらほぐします。
硬い部分を無理に押さえることは避け、痛みが強い場合はすぐに中止し、必ずクリニックに相談してください。
〇マッサージの効果と拘縮との関係
マッサージをおこなうことで血行やリンパの流れが改善され、術後の拘縮を緩和する効果が期待できます。継続的なケアが、自然で滑らかな仕上がりへの近道です。完成には通常3〜6か月かかるため、焦らずていねいに続けましょう。
ダウンタイムを長引かせないための注意点(NG行為)
顔の脂肪吸引後の回復をスムーズにするには、術後すぐに避けるべき行為があります。ここでは、ダウンタイムを長引かせないために注意すべきポイントを具体的に紹介します。

〇血行を促す行為は術後すぐNG(入浴・運動・飲酒)
術後1週間は、湯船での入浴や激しい運動、飲酒を控えましょう。血流が過剰に増えると、腫れや内出血が悪化する可能性があります。施術による炎症部位の血管が拡張し、出血やむくみが強く出やすくなるためです。
〇術後すぐのマッサージ・刺激はNG
腫れのピーク時(術後2〜3日)のマッサージや、顔を強くこする・圧迫する行為は控えましょう。施術直後の皮下組織は修復過程にあり、刺激を与えると炎症が強まり、回復が遅れる原因になります。
〇塩分・アルコールの過剰摂取はむくみを悪化させる
塩分の過剰摂取は体内の水分保持を促し、むくみを悪化させます。またアルコールは血管を拡張させ、腫れや内出血を悪化させる可能性があります。術後は塩分やアルコールを控え、栄養バランスのよい食生活を意識することが回復につながるでしょう。
施術方法によってダウンタイムは変わる?
顔の脂肪吸引では、使用する施術方法や機器によって、ダウンタイムの長さや術後の負担が変わります。それぞれの特徴や目安を押さえて、自分に合った施術を選ぶことがポイントです。
ジョールファット除去症例(ベイザー使用)
●通常の脂肪吸引(シリンジ法)のダウンタイム
シリンジ法は基本的な脂肪吸引法で、専用の吸引管(カニューレ)を用いて脂肪を吸引します。
| 特徴 | 比較的シンプルな手法で、施術費用を抑えられる |
|---|---|
| ダウンタイム目安 | 腫れや内出血は1〜2週間程度 |
| 料金の目安(当院) | 両頬(顎下)77,000円(税込) |
| こんな方におすすめ | コスト重視で基本的な脂肪吸引を希望する方 |
●ベイザー脂肪吸引のダウンタイムへの影響
ベイザー脂肪吸引は、超音波を用いて脂肪をやわらかくしてから吸引する手法です。周辺組織へのダメージが少なく、腫れや内出血が軽減されやすいことが特徴です。
| 特徴 | 組織への負担を抑えつつ、よりなめらかな仕上がり |
|---|---|
| ダウンタイム短縮効果 | 腫れや痛みが比較的少なく回復が早め |
| 料金の目安(当院) | 両頬154,000円(税込) |
| こんな方におすすめ | ダウンタイムを短くしたい方、美しい仕上がりも重視する方 |
●アキーセル脂肪吸引/ベイザー×アキーセルの特徴
アキーセルは超振動を用いた脂肪吸引器で、ベイザーとの併用により相乗効果が期待できます。当院では「ベイザー×アキーセル」を使用した脂肪吸引を推奨しており、ベイザー脂肪吸引を選ばれた方については追加費用をいただかずにアキーセルも使用した形で施術を行っています。
>ベイザー×アキーセル脂肪吸引の詳細はこちら
| 特徴 | 振動によって脂肪を柔らかくし、吸引をよりスムーズにおこなえる |
|---|---|
| ダウンタイムへの影響 | ダウンタイムの短縮効果が期待できる |
| 料金の目安(当院) | 両頬154,000円(税込) |
| こんな方におすすめ | 最短で回復したい方、しっかり脂肪を取りつつ美しい仕上がりを求める方 |
脂肪除去量を比較すると、ベイザーとアキーセルを組み合わせた方法がもっとも高く、次いでベイザー単独またはアキーセル単独、シリンジ法の順とされています。
ダウンタイムを最小限に抑えるためのクリニック選び
顔の脂肪吸引では、施術方法だけでなく医師の技術力やクリニックの体制によって、ダウンタイムの程度や回復のスムーズさが変わることがあります。そのため、施術を検討する際は費用や施術内容だけでなく、医師の経験やアフターフォロー体制についても確認しておきましょう。
ここでは、ダウンタイムをできるだけ抑えるために知っておきたいクリニック選びのポイントについて紹介します。

〇医師の技術力がダウンタイムに与える影響
脂肪吸引は、カニューレ(吸引管)を用いて脂肪を取り除く施術です。このときのカニューレ操作の丁寧さや施術の精度によって、皮下組織へのダメージの程度が変わるとされています。
組織へのダメージが少ない施術ほど、腫れや内出血などのダウンタイム症状が軽くなる傾向があります。そのため、脂肪吸引の経験が豊富な医師による施術を選ぶことは、ダウンタイムを抑えるうえでも重要なポイントの一つといえるでしょう。
みずほクリニックでは、形成外科・美容外科で30年以上の経験を持つ院長がすべての施術を担当しています。カウンセリングから施術、アフターフォローまでを院長が一貫しておこなう体制で、患者様一人ひとりの状態に合わせたていねいな対応を心がけています。
〇みずほクリニックのアフターフォロー体制
顔の脂肪吸引は、術後の経過に不安を感じる方も多く、施術後のサポート体制はクリニック選びの重要なポイントです。
みずほクリニックでは、術後の不安や疑問をオンラインカウンセリング(診療)で相談できます。ダウンタイム中に気になる症状がある場合でも、医師に直接相談できる環境があることで安心につながります。
異常を感じた場合の受診方法や連絡先については、以下をご覧ください。
●メールによる無料相談フォーム
診療時間外や休診日でも利用可能で、院長が直接内容を確認し、施術の適応や改善方法について案内します。写真添付も可能で、施術の可否についても返信が可能です。
>メールによる無料相談はこちら
※返信には時間がかかる場合があります。お急ぎの場合はカウンセリング予約をご利用ください。
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●オンラインカウンセリング(Zoom・GoogleMeet)
遠方や来院前に相談したい方も利用可能で、院長が希望や症状に応じて適切な施術や来院の流れをていねいに説明します。事前相談後に手術日程の調整が可能です。
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リスク・副作用と受診が必要なサイン
顔の脂肪吸引は医療行為である以上、一定のリスクや副作用が生じる可能性があります。多くの場合は一時的な症状で、時間の経過とともに落ち着くことが一般的です。
ただし、まれに医師の診察が必要となるケースもあるため、どのような症状が起こり得るのか、また受診の目安を知ることが大切です。
ここでは、顔の脂肪吸引で起こりうる主なリスクや副作用、受診の目安となる症状について紹介します。

〇顔の脂肪吸引の主なリスク
顔の脂肪吸引後には、以下のような症状がみられることがあります。
●腫れ・内出血
施術後によくみられる症状で、通常は1〜2週間ほどで改善します。
●感染
非常にまれですが、傷口から細菌が入ることで起こる可能性もゼロではありません。清潔を保ち、医師の指示どおりのケアをおこなうことで予防が期待できます。
●左右差
吸引する脂肪量や個人の骨格によって、仕上がりにわずかな左右差が出ることがあります。施術の精度や医師の経験も関係する要素です。
●知覚麻痺(しびれ)
皮膚の感覚が鈍くなることがありますが、多くの場合は一時的です。
●拘縮・皮膚の凹凸
脂肪吸引後の回復過程で、皮膚の硬さや凹凸を感じるかもしれません。これは組織が修復される過程で起こることがあり、数か月かけて徐々に改善していく傾向があります。
〇こんな症状が出たらクリニックへ
ダウンタイム中の症状の多くは自然に改善しますが、以下のような症状がみられる場合は、早めにクリニックへ相談することがポイントです。
- 38℃以上の発熱が続く場合
- 施術部位の強い痛み・熱感・赤みが強くなってきた場合
- 異常な出血や、傷口から分泌物が出ている場合
- 術後2週間を過ぎても腫れがほとんど引かない場合
- しびれが術後2週間以上続いている場合
これらの症状が気になるときは、自己判断せず、施術を受けたクリニックに相談しましょう。早めに医師の診察を受けることで、適切な対応につながる可能性があります。
よくある質問(FAQ)
顔の脂肪吸引を受けると、「腫れや内出血はどのくらい続くのか」「痛みやむくみはいつまで出るのか」といった疑問や不安を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。 ここでは、顔の脂肪吸引ダウンタイムに関するよくある質問にお答えします。回復の目安として、ご参考にしてください。

Q1: 顔の脂肪吸引後のダウンタイムはどのくらい続きますか?
術後の腫れや内出血など、日常生活に影響が出る程度の症状は、術後2週間〜1か月ほどで落ち着くことが多いです。完全な仕上がりは、術後3〜6か月かかります。回復のスピードや症状の出方には個人差がありますので、ご自身の体調に合わせて無理せず過ごしましょう。
Q2: 腫れのピークはいつですか?何日後に落ち着きますか?
顔の脂肪吸引後、腫れのピークは術後2〜3日目に現れる傾向があります。その後、1〜2週間ほどで目立たなくなり、完全に腫れが引くには1か月前後かかる場合があります。腫れの程度や回復スピードには個人差がありますので、焦らず経過を見守りましょう。
Q3: 術後翌日はどんな状態ですか?外出できますか?
顔の脂肪吸引の翌日は、腫れや内出血が出はじめる時期です。外出は、マスクや帽子で顔を隠せれば可能ですが、安静に過ごすことが推奨されます。シャワーは翌日からできます。傷口に直接お湯が当たらないよう注意してください。
Q4: 内出血はいつ消えますか?どのくらい目立ちますか?
内出血は、術後2〜3日がピークです。その後、一般的には青紫色から黄緑色に変化しながら、1〜2週間ほどで徐々に消えていきます。顔の脂肪吸引は吸引量が少ないことが多いため、比較的目立ちにくい傾向があります。
Q5: 手術後の痛みはどのくらい続きますか?
痛みのピークは術後当日〜3日目です。筋肉痛に似たズキズキ感を感じることがあります。処方された痛み止めで対応可能で、多くの場合 1週間以内に落ち着きます。
Q6: マッサージはいつからはじめていいですか?
一般的には、術後1〜2週間後(抜糸後・腫れが落ち着いてから)が目安です。ただし、必ずクリニックの指示に従って開始してください。術後2〜3日の腫れピーク時のマッサージは控えましょう。
Q7: ダウンタイム中の経過を教えてください
顔の脂肪吸引では、個人差がありますが、一般的に以下の経過がみられます。
- 術後2〜3日:腫れ・内出血のピーク
- 術後1〜2週間:腫れや内出血が落ち着き、見た目も徐々に回復
- 術後1か月:日常生活に支障がないレベルに回復
- 術後3〜6か月:完全な仕上がり(完成)
Q8: 仕事はいつから復帰できますか?
顔の脂肪吸引後の仕事復帰は、仕事内容によって目安が異なります。
- デスクワーク・リモートワーク:術後2〜3日後から可能な場合があります。
- 接客業・人前に出る仕事:術後1〜2週間後を目安にすると安心です。
- 重労働:術後2週間以降が推奨されます。
Q9: お風呂(湯船)はいつから入れますか?
術後の入浴は、体への負担や腫れの影響を考慮して段階的に再開することがポイントです。
- シャワー:翌日から可能ですが、傷口に直接お湯をかけないよう注意してください。
- 湯船への入浴:術後1週間〜10日以降(傷が閉じてから)が目安です。
- 長時間・高温入浴:血行が過度に促進され、腫れが悪化する可能性があるため避けましょう。
Q10: メイクはいつからできますか?内出血はメイクで隠せますか?
- 傷口以外のメイク:翌日から可能
- 内出血のカバー:コンシーラーで隠せる程度になるのは術後1週間目が目安
- 外出時の工夫:大きめのマスクでカバーすると効果的
施術部位の状態を確認しながら、強くこすらずやさしくメイクしましょう。
Q11: お酒(飲酒)はいつから解禁ですか?
顔の脂肪吸引後は、術後1〜2週間は飲酒を控えてください。アルコールは血管を拡張させる作用があるため、腫れや内出血を悪化させる可能性があります。
Q12: ダウンタイムを早く終わらせるためにできることはありますか?
- アイシングから温熱ケア:術後48時間は冷やし、その後は血行促進のため温める
- 枕を高くして睡眠:むくみ・腫れを軽減
- 塩分・アルコール制限:腫れや内出血の悪化を防ぐ
- 十分な睡眠・栄養:回復をサポート
- マッサージ:術後1〜2週間以降、医師の指示に従って実施
これらを意識することで、ダウンタイムをより快適に過ごせるでしょう。
顔の脂肪吸引は、ダウンタイムや術後の経過を正しく理解したうえで検討することが重要です。
みずほクリニックでは施術後の不安や疑問を、来院だけでなくオンラインでも相談が可能です。遠方の方にも、安心してご利用いただけます。
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年中無休10:00〜19:00/20:00〜21:00(診察のみ)
●監修医師
みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつきよし)
日本形成外科学会認定形成外科専門医・医学博士
日本美容外科学会正会員
美容外科・形成外科歴30年超。2014年みずほクリニック開院。


