輪郭整形・小顔整形 コラムColumn

2024/03/29
頬・顎下などフェイスラインのたるみ改善法や治療法について

「フェイスライン」とは、こめかみ~顎にかけた輪郭のライン全体のことを指します。フェイスラインにたるみがあると顔全体が大きく見える他、「ブルドッグ顔」「下膨れ顔」「おかめ顔」などと言われるような、顔の下半分にボリュームがある顔立ちになることが多いです。「たるみ」というと肌が老化し始める40代以降の症状のように思われるかもしれませんが、フェイスラインのたるみについては、20代・30代などお若い方でも悩んでいる方が多いのが実際です。(対して、目元のたるみは若い方にはそれほど多く生じません)
今回は幅広い年齢層の方が気にしている頬・顎下などのフェイスラインのたるみを改善する方法やクリニックでの治療法についてまとめます。

フェイスライン(頬・顎下)のたるみチェック方法

客観的に見て、ご自身のフェイスラインがたるんでいるのかどうかは気になるところでしょう。以下のような項目でたるみをチェックすることができます。

〇フェイスラインのたるみチェック

・前から見た際に、顔と首のくびれが少ない
・横から見た際に、二重顎になっている
・斜めから見た際に、輪郭のラインに線が入ってない
・全体的に顔のむくみが気になる
・ほうれい線(口横に入る線)が目立つ

この中の1つでも当てはまる場合は、フェイスライン(頬や顎下)のたるみが進行している可能性があります。

フェイスラインのたるみは年齢・性別関係なく生じます

上でも述べましたが、頬や顎下などのフェイスラインのたるみは年齢を重ねた方だけに生じる症状ではありません。当院でも、10代、20代などの若い方からご相談をいただくことも大変多いです。また女性だけではなく、男性からも相談をいただくなど、年齢・性別関係なく起きる症状です。ただし、年齢によってフェイスラインがたるむ原因は違ってくるため、原因にあわせた対策をする必要があります。

頬や顎下といったフェイスラインのたるみの原因

フェイスラインがたるむ原因を以下にまとめます。

・皮膚のたるみ

皮膚のたるみは、比較的年齢を重ねた方に多い原因です。年齢を重ねることで肌内部のコラーゲンが減少し、肌のハリや弾力がなくなって頬や顎下などのフェイスラインのたるみにつながります。皮膚が原因の場合、フェイスラインのたるみはあまり厚みがなく、いわゆるブルドッグ顔と言われるように、1枚の皮が下垂したような状態になることが多いです。また頬や顎下などのフェイスラインのたるみだけではなく、ほうれい線やマリオネットライン(口横から顎に伸びるライン)などが一緒に生じることも多いです。

・脂肪のたるみ

頬や顎には脂肪細胞が多いため、一般的な脂肪量よりも多い場合、脂肪が皮下に収まりきらずに下垂してフェイスラインのたるみに繋がります。この場合は皮だけがたるむというよりも、ボリュームのある皮下組織全体がたるむため、フェイスラインのたるみとあわせて顔が大きく見えたりパンパンに張って見えるといった状態になります。また首と顔の境目がない、二重顎になる(正面から見た際に顎下にラインが入ってみえる)ことも多いです。

・むくみによるたるみ

体内の老廃物や水分がうまく排出されず、皮膚内部に溜め込まれることでむくみが生じます。血行不良などで体質的にむくみが生じやすいこともありますし、しょっぱいものをよく食べる、飲酒量が多いといった方も、フェイスラインにむくみが生じやすいです。

・筋力の低下

コロナ期間中はマスク生活が長かったこともあり、あまり人と話をする機会がなかったという方もおられるようですが、このような状態が続くと口角下制筋や口輪筋などフェイスラインを支える表情筋が衰えていき、フェイスラインのたるみに繋がります。

・スマホたるみ・スマホ顔

これは比較的最近見られる症状ですが、スマホを見る際に首を前に出して下を向いてみる癖があると、フェイスラインのたるみが生じやすくなります。この姿勢はフェイスラインのたるみだけではなく、リンパ・血行の循環を悪化させたり、肩凝りなどの原因にもなります。

フェイスラインのたるみが起こす症状・デメリット

頬や顎下のフェイスラインがたるんでいると、以下のような症状が現れます。美容という視点でみると、これらはいずれもデメリットに繋がるものかと思います。

・顔が大きく見える

フェイスラインがたるむと、顔が大きく見えます。逆に言えば、フェイスラインが引き締まっていると小顔に見えます。顔が大きく見える原因には骨格や筋肉(特にエラ=咬筋)の影響などもありますが、皮膚の下垂や脂肪の量なども顔を大きくさせる原因です。

・太って見える

当院でも時々いただく相談ですが、「身体はそれほど太っていないのに、顔だけが太って見える」という方も比較的多いようです。たしかに、体重的にも一般的もしくは痩せ型ではないかと思われる方でも、フェイスラインにたるみがあることで、実際よりも太って見えてしまうということがあります。

・老けて見える

フェイスラインがたるんでいると、実年齢よりも老けて見えることもあります。これは皮膚の下垂によるたるみが原因の際に多く見られますが、フェイスラインのたるみの他に、ほうれい線やマリオネットラインなどが同時に生じることも多いため、実際の年齢よりも老けて見えてしまうことがあります。

フェイスラインのたるみを予防するには

頬や顎下などフェイスラインは、一度たるみができるとなかなか改善しにくい部位でもあるので、できるのであれば事前にたるみが生じるのを予防することもポイントになります。なかなかフェイスラインのたるみを予防することは難しいですが、自力でできるたるみ予防法としては「日常生活における癖」を見直すことかと思いますので、心掛けとして以下のような点に注意をしてみてはいかがでしょうか。

〇できるだけ口角を挙げる

マスク生活が長かったこともあり、口元の筋肉を使わなくなってきている人も増えているようです。できるだけ普段から口角を挙げて軽い笑みを浮かべているような表情をしていると、大頬骨筋や口角挙筋といった筋肉を日常的に使うことになるため、フェイスラインにたるみが生じにくくなるでしょう。

〇スマホを見る時の姿勢を見直す

スマホを見る際に下向きになる・猫背になる・同じ姿勢で長時間過ごしている、といった癖がある場合には、できるだけ胸を張って目線を上げた状態でスマホを見るようにしてみるのもフェイスラインのたるみ予防策に繋がると思います。軽い笑みを浮かべるようにするのと原理は同じですが、とにかくフェイスライン(の筋肉や組織)をできるだけ動かすようにすることが、たるみを予防するポイントです。

フェイスラインのたるみ改善に効果的なセルフケア

セルフケアでフェイスラインのたるみを改善することはなかなか難しいですが、日常的にできる対策としては以下などがあるのではないでしょうか。

・マッサージ
・口元の運動(エクササイズ)
・日常生活の癖の改善
・美顔器などの美容グッズ

(あまりこの辺りは専門分野ではないので皆さんのほうが詳しいのかもしれませんが)それぞれについてもう少し詳しくまとめてみます。

・マッサージ

フェイスラインを動かしたり、この部分に軽い刺激を与えることはたるみの予防にも繋がるため、マッサージなどもよいでしょう。フェイスラインに効くマッサージには、以下のようなものがあるようです。

・顎下のマッサージ

①両手をグーの状態にする
②親指と人差し指で顎を挟む
③内側から外側に向けてひねりながらほぐす
④耳下まで行う
⑤右耳下から左耳下まで両手の親指と人差し指でひねりながらほぐす

・頬上部のマッサージ

①小鼻に人差し指を置き、グーッと3秒間押す
②耳の前に親指を置き、人差し指を小鼻の横に置く
③小鼻からこめかみ部分まで人差し指でゆっくりと押していく

・頭皮&デコルテのマッサージ

①両手で頭を包み込み、側頭部をゆっくり押す
②血行促進のため、うなじ部分の髪の毛を斜め上に向かって引っ張る

・前髪の生え際のマッサージ

①髪の毛の生え際に両手の指の腹を等間隔で置く
②細かく円を描くように筋肉をほぐす(30秒〜1分ほど)

・顔のコリのマッサージ

①手をグーにして、噛むときに動く筋肉をゆっくりと押す
②ゆっくりと円を描くようにほぐしていく(8回ほど)

フェイスラインのたるみを改善する口元の運動(エクササイズ)

筋トレとまでは言いませんが、軽い運動(エクササイズというほうがよいのでしょうか)で頬や顎下などフェイスラインのたるみにアプローチをするというのも改善策としてあるのかと思います。マッサージも同様ですが、頬や顎下付近の周辺組織を積極的に動かすことが、たるみ改善に繋がります。

・唇の軽い運動(エクササイズ)

①唇をすぼめて口を開けたり閉じたりする(10回)
②唇をすぼめたまま大きく息を吸い込み頬を膨らます

・下唇の軽い運動(エクササイズ)

①背筋を伸ばして胸を張り、姿勢を整える
②顔を上に向けて首を伸ばす
③そのままの状態で深呼吸をする
④下唇を上に向かって突き出し、5秒かけてフーッと息をはく(3回)

・口周りの軽い運動(エクササイズ)

①口を閉じて頬を膨らませる(5秒)
②口をすぼめて頬のお肉を内側から吸い込む(5秒)
③①と②を6回繰り返す

・舌の軽い運動(エクササイズ)

①舌で歯茎をなぞる(10秒かけてゆっくりと)
②反対側も同様にまわす

・日常生活の癖の改善

フェイスラインのたるみ予防策として上にも記載しましたが、日常的に笑顔を意識したり、スマホを見る際に顔をできるだけ下げないようにすることも大事でしょう。その他、歯ぎしりや食いしばりなどの癖も、輪郭のラインに影響を与えることがあるため、できるだけ改善していくほうがよいかもしれません。

・美顔器などの美容グッズ

EMSによる電気刺激を活用した美顔器・小顔グッズが昨今大変増えていますので、このようなセルフケアグッズを使用してみるのも手かもしれません。ただし、美顔器などで皮膚に強すぎる刺激を与えてしまうと逆に皮膚の老化・たるみに繋がる可能性もあるため、使用頻度や強度などには注意をしたほうがよいでしょう。

フェイスラインのたるみを改善する治療

当院で取り扱っているフェイスライン(頬・顎下)のたるみ治療は以下になります。美容クリニックの中では、比較的幅広いラインナップを取りそろえているほうかと思います。

「家族や友人など周囲にはバレずに小顔にしたい」
「ダウンタイムができるたけ少ないたるみ治療がしたい」
「痛みが不安なので注射や手術は避けたい」

など、比較的皆様のご希望やご要望にあわせてお選びいただくことができる環境ではないかと考えております。

1.レーザーなどのマシンによるフェイスラインのたるみ治療

〇クールスカルプティング・エリート(脂肪冷却マシン)

クールスカルプティング・エリート(通称:クルスカ・エリート)は、脂肪細胞を冷却させて体外に排出することで、一度の施術で脂肪層の約20%程度を減少させることができる医療痩身マシンです。クルスカは若い方を中心にここ最近大変人気の顔痩せマシンとなっており、マシンご指名でご予約される方が多くいらっしゃいます。
なお、当院では一般的なクリニックが導入しているクルスカの上位機種(最新版)となる、「クルスカ・エリート」というマシンを導入しています。この上位機種のスカルプシュアの特徴として、「同時に2部位の施術」ができる点が挙げられ、これによって複数部位の施術をご希望の際には、施術時間をかなり短くすることができます。 ※クルスカは厚生労働省とアメリカFDAに「冷却による脂肪減少」効果が承認されています。
>クールスカルプティングの詳細はこちら

〇スカルプシュア(脂肪溶解レーザー)

スカルプシュアは、レーザー照射によって熱を加えることで脂肪組織を融解して、小顔・顔痩せ効果を得ることができるマシンです。2015年に米国FDA(日本の厚労省相当)から「レーザーによる脂肪除去マシン」として認可されています。スカルプシュアならではの特徴として、「(脂肪が相応についている人はもちろんですが)比較的痩せ型の方でも施術できる」点が挙げられます。頬や顎下の脂肪が「塊」というほどではないものの、よりシュッと細くしたいという際には、スカルプシュアの施術が大変お勧めです。(クルスカ・エリートよりもスカルプシュアのほうが、カバーできる体型のレンジが幅広いということになります)※なお当院では、クルスカ・エリートとスカルプシュアの両方を使用して行う「小顔ダブルプラン」も行っています。この施術は「ホット&クール」等とも呼ばれることがあるようですが、2つの作用機序の異なる小顔マシンによる施術を行うことで、よりしっかりと頬や顎下などフェイスラインの気になるたるみを改善することが可能です。
>スカルプシュアの詳細はこちら

〇ウルセラリフト

上で紹介したクルスカ・エリートとスカルプシュアは、「脂肪によってフェイスラインがたるんでいる」場合に適応となるマシンです。対してウルセラは、「皮膚と皮膚直下組織のあまりによってフェイスラインがたるんでいる」場合に適応となる小顔・顔痩せ治療です。(もちろん例外もありますが、「脂肪によるたるみ」は若い方、「皮膚(加齢)によるたるみ」は30代以降の方に見られるケースが多いです)

超音波によって皮下深層(SMAS層)を引き締めてフェイスラインのたるみを改善するマシン「ウルセラ」は、頬や顎下、首の他、ほうれい線や下まぶたなどの引き締めにも効果を発揮します。一般的なフラクショナルレーザーが皮膚表面に熱エネルギーを与えるのに対して、ウルセラは筋膜レベルの皮下深層(SMAS層)へエネルギーをダイレクトに届けることができるため、より高い引き締め・たるみ改善効果を得ることができます。また皮膚表面にはダメージを与えないので、ダウンタイムがない点もお勧めポイントです。
なお、ウルセラのデメリットを上げるとすれば、部位によっては痛みが多少あるという点でしょうか。ウルセラは骨に近い部分に照射すると痛みを感じやすいため、顎下の場合は多少痛みを感じることがあります。
>ウルセラリフトの詳細はこちら

〇6Dリフト(フォトナレーザー)

ウルセラと並んでフェイスラインに生じた「皮膚のたるみ」取りレーザーとしてお勧めしたいのは、フォトナ社のインティマレーザー(SPダイナミス)を使用した6Dリフトです。インティマレーザーの最大の特徴として、皮膚へ照射する際に、最大6つの層(深さ)に別々でエネルギーを与えることができる点で(ゆえに6Dリフトと言われます)、これによって筋層から脂肪層、表皮層まですべてのたるみの原因を一台で改善することができます。
フェイスラインのたるみを改善する際には、6つのモードのうち、①スムースリフト・スマイルリフト(口腔内照射による表情筋の引き締め) ②スムーススキン(Tランナーを使用した表皮リフトアップ・引き締め)③フラックスリーベクター(点状照射によるリフトアップ)④ピアノモード(スーパーロングパルスモードによる真皮深層の引き締め)⑤フラックスリー(ロングパルスレーザーによる真皮浅層の引き締め)などを組み合わせて、一人ひとりのフェイスラインのたるみの状況に合わせた照射を行います。

参考までにフォトナレーザーを使用したリフトアップの症例をご紹介しましょう。

治療名:スムースリフト(口腔内照射によるリフトアップ) 費用:1回88,000円 (1ヶ月毎に5回照射) 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、左右非対称性、熱傷、水疱形成など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ

6Dリフトのうちスムースリフト(スマイルリフト)というモードを使用してたるみ改善治療を行った40代女性の症例です。加齢に伴う頬や顎下(フェイスライン)のたるみ、さらにほうれい線やマリオネットラインが目立ってきたとのことで施術を行っています。スムースリフト(スマイルリフト)は、口の中から頬(粘膜)へレーザー照射をするという他のマシンにはない手法でタイトニング効果を得る治療法なのですが、口腔内から照射を行うため皮膚の深層にある表情筋をしっかりと引き締めることができるという利点があります。

ちなみにフォトナレーザー(6Dリフト)は、頬、顎下などのフェイスラインのたるみやほうれい線、マリオネットラインの改善の他、口角アップ(スマイルリフト)、唇のボリュームアップ(リップレーズ)、さらにレーザーピーリング(角質除去作用による肌のハリ・ツヤ感アップ)治療としても施術可能な、まさに多機能型レーザーと言える次世代型のレーザーマシンです。
>6Dリフト(フォトナレーザー)詳細はこちら

〇フラクショナルレーザー

フラクショナルレーザーには真皮層のコラーゲンやエラスチンの産生促進作用があり、皮膚の引き締め・タイトニング効果が期待できることから、フェイスラインのたるみ(軽度)治療で使用することもあります。当院ではイタリアDEKA(デカ社)のSmartXideDOT(スマートサイド・ドット)を導入しており、このマシンを使用したたるみ取り治療は「マドンナリフト」として人気です。

また、一般的にフラクショナルレーザーという、レーザーの中ではダウンタイムは比較的長い(術後1週間ほどの間、かさぶたなどが生じる)ものですが、当院ではスマートサイド・ドットとは別で、ダウンタイムが生じないタイプ(=皮膚表面にダメージを与えないノンアブレイティブ・タイプ)のフラクショナルレーザーとしてリサーフィックス(フォトフェイシャル治療として人気のM22のハンドピースを変えたバージョンです)とアイコン(米国大手レーザーメーカーサイノシュア社が開発)も導入しています。ノンアブレイティブ・タイプのフラクショナルレーザーはほとんどダウンタイムがない点が特徴で、術後にかさぶたが生じることもほぼありません。(ただし、効果面で見ればやはりダウンタイムがあるもののスマートサイド・ドットがお勧めではあります) 

なお、フラクショナルレーザーで改善可能なフェイスラインのたるみは「軽度の皮膚のたるみ」によるものとなります。皮膚の下垂がかなり進行している場合や脂肪が原因でたるんでいる場合は、フラクショナルレーザーは適応外となる点もご留意ください。(といっても、ご自身ではなかなか原因まで判断がつかないことも多いと思いますので、フェイスラインのたるみが気になった際にはまずはお気軽にご相談ください)
>フラクショナルレーザー(マドンナリフト)の詳細はこちら
>リサーフィックス詳細はこちら(ダウンタイムのないフラクショナル・レーザー)
>アイコン詳細はこちら(ダウンタイムのないフラクショナル・レーザー)

〇レーザーフェイシャル

真皮層のコラーゲン生成を促進する働きがあるレーザーフェイシャルは、美肌治療だけではなく皮膚のたるみ(軽度)治療としても有効です。(ただしたるみの程度によってはレーザーフェイシャルでは改善は難しくなります)
現在みずほクリニックでは、ロングパルスYAGレーザーのエクセルV(一般的にはジェネシスと呼ばれています)と、アレキサンドライトレーザーとYAGレーザーを搭載したエリートプラス(脱毛マシンとしても使用しています)によるレーザーフェイシャル治療を行っています。
>レーザーフェイシャル治療の詳細はこちら

2.注入・注射によるフェイスラインのたるみ治療

〇脂肪溶解注射(小顔注射・メソセラピー)

頬や顎下などのフェイスラインのたるみが脂肪の場合は、脂肪を溶かして体外に排出する脂肪溶解注射や小顔メソセラピー(小顔注射)による顔痩せ治療もよいでしょう。以前の脂肪溶解注射は痛みや腫れが比較的あったため抵抗を感じられる方もいらっしゃったようですが、昨今は痛み・腫れなどもかなり軽減された新しい製剤が登場しているため、ダウンタイムをできるだけ抑えて頬や顎下の脂肪によるたるみを改善したいという際にはお勧めです。(ただし個人的には、脂肪溶解注射による小顔効果よりも、切らない小顔治療だけで比較するならクルスカやスカルプシュアのほうが効果を実感しやすいのではと感じております)
>脂肪溶解注射・小顔メソセラピーの詳細はこちら

〇ボトックス注射

過剰に発達した筋肉の動きを緩和するボトックス注射は、エラ(咬筋)の部分に注射をする小顔注射が有名ですが、唾液腺が原因でフェイスラインに張り出しや膨らみ、たるみが生じている場合に有効です。フェイスラインの膨らみやたるみの原因となる唾液腺には、耳下腺、顎下腺、舌下腺があり、これらへボトックスを注射することで、発達しすぎた唾液腺の働きを抑制して小顔・たるみ改善効果を得ることができます。
>唾液腺ボトックスの詳細はこちら

〇ヒアルロン酸リフト

ヒアルロン酸リフトは、頬やフェイスラインなどのたるみが生じている部分にヒアルロン酸を注入することで、下垂した組織にハリやボリュームを与える治療です。ヒアルロン酸によるたるみ治療は、加齢による皮膚のたるみを改善する際に有効で、脂肪量が多いことでフェイスラインにたるみが生じている方については適応外になります。
なおヒアルロン酸リフトも軽度~中程度の皮膚のたるみであれば改善可能ですが、ブルドッグ顔と呼ばれるような状態になっている場合は、ヒアルロン酸だけでは改善はかなり難しくなります。
>ヒアルロン酸リフトの詳細はこちら

3.糸リフトによるフェイスラインのたるみ治療

〇糸リフト(スレッドリフト)

糸リフト(スレッドリフト)はここ最近、若い方も含めてフェイスライン(頬・顎下)のたるみ治療として人気急上昇中の施術です。糸リフトはこめかみ付近からたるみが生じている部位(頬・口元付近)に糸を挿入して上方向に引き上げることで、たるみを改善しリフトアップ効果を得る治療法です。切開しないためダウンタイムも短く、またリフトアップの手法が「糸で吊り上げる」という物理的な方法のため、1回でも効果を実感できる点がメリットです。
>シルエットリフトの詳細はこちらについて詳しくはこちら
>ショッピングスレッド(韓国式美容針)について詳しくはこちら
>ミント・リフト(スレッドリフト)について詳しくはこちら

3.切開を伴うフェイスラインのたるみ治療(ただし効果は大)

その他、手術(切開)を伴いますが、より効果的にフェイスラインのたるみを改善する方法には以下が挙げられます。

〇脂肪吸引

フェイスラインのたるみを改善する方法として当院で人気なのが、頬(メーラーファット、もしくはジョールファット)や顎下の脂肪吸引です。手術を伴うたるみ改善・小顔治療ではありますが、傷口は脂肪吸引を行うカニューレを挿入するため耳たぶ下付近にほんの数ミリ程度切開を行う程度のため、術後は傷跡がほぼ目立たず(メイクで隠せる程度です)、切開を伴う施術といえども、患者様からしても比較的抵抗なくトライいただきやすい小顔・たるみ改善治療なのかと思われます。
術後に生じる赤みや腫れなどのダウンタイムも、個人差はあるものの数日~1週間程度でほぼ改善することが多いため、一般的なオペよりもかなり短い点が特徴です。(といっても皮膚を多少切開する施術にはなりますので、目立つほどではありませんが、ご本人だけが気付く程度のごくわずかなむくみは3~6か月程度続くことが多いです)

脂肪吸引によるフェイスラインのたるみ治療の最大のメリットは「一度の施術で半永久的に小顔・引き締め効果を得られる」点でしょう。一発で理想のフェイスラインを実現したい際には、ダウンタイムもそれほど長くないため脂肪吸引が大変お勧めです。
>頬の脂肪吸引(メーラーファット・ジョールファット)詳細はこちら
>顎下の脂肪吸引詳細はこちら

〇バッカルファット除去

頬(ジョールファット・メーラーファット)脂肪吸引と同様に人気のフェイスラインのたるみ取り治療に、バッカルファット除去があります。バッカルファットは耳前から口横に横たわる脂肪のことで、若い方に場合はこの部分(バッカルファット)の脂肪量が多いとフェイスラインがパンパンに膨らんで見えたり下膨れ顔の原因となります。また30代以上の方だと、バッカルファットが下垂してくることで、フェイスライン(頬や顎下)のたるみとなる他、ほうれい線やマリオネットラインの原因になります。
>バッカルファット除去の詳細はこちら

〇糸リフト(スレッドリフト/切開あり)

当院オリジナルの術式で行うたるみ引き締め・小顔治療です。通常の糸リフトの場合、皮下に挿入する糸は「固定源」がない状態(=糸を皮下においてどこにも固定しない)が一般的ですが、当院オリジナルの骨膜固定法では、もみあげ内の目立たない部分を1~2cmを切開し、糸の一端を頬骨弓付近の骨膜に固定するため、一般的な固定源のない糸リフトよりも強力に引き上がります。
>糸を使うリフト(小切開あり)について詳しくはこちら

〇フェイスリフト(手術)

フェイスリフト(手術)は、輪郭のたるみを改善する施術の中でも、最も効果が高い治療法です。こめかみ、耳の前、耳の後ろなどからたるみが生じている部分にアプローチし、たるんだ皮膚や皮下筋膜を切除した後に、さらにフェイスラインを引き締めるべく皮下組織を引き上げた状態で固定するため、たるみが改善するだけではなく、Vラインのシャープなフェイスラインを形成することができます。フェイスリフトは小顔・引き締め効果が大きい分、ダウンタイムは2~4週間程度と比較的長い施術とはなります。
>フェイスリフト詳細はこちら

フェイスラインのたるみにお悩みの方は当院の無料カウンセリングでご相談ください

頬・顎下のフェイスラインのたるみは原因に合わせた対策を行うことがポイントです。セルフケアなどの日常生活でも多少改善効果が見込めますが、即効性が欲しい際やしっかりとたるみを改善したいという際には、美容クリニックにおいて専門的な施術を受ける形をお勧めします。原因や目的、さらにご予算などに応じて、ベストな解決策をご提案しておりますので、お気軽にご相談ください。

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監修医師
みずほクリニック

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。 免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士