輪郭整形・小顔整形ブログBlog

2023/10/21
受け口・顎の長さを改善させた症例(下顎セットバック+オトガイ形成)

当院は小顔整形・輪郭形成を得意とするクリニックということもあり、患者様から様々なお悩みのご相談をいただいておりますが、この分野において特に多い内容が「横顔」と「口元・あご」のご相談です。

今回は、受け口(反対咬合)とアゴの長さが気になるとご相談に来られた28歳男性の症例をご紹介します。

カウンセリングと各種検査の結果から、受け口(反対咬合)は下顎セットバック(下顎前歯部歯槽骨切り術)で、またアゴの長さについてはオトガイ形成術(オトガイ短縮)で改善させることとしました。

以下は術前写真です。
ご本人の主訴通り、アゴの長さによって顔全体が面長の印象を受けます。

顔貌写真に比例して、レントゲン画像に於いても同様にアゴの長さに特徴がみられます。

術前後の写真を比較してみましょう。
正面の写真をはじめとして、特徴的だったアゴの長さが改善されているのがお分かりいただけますでしょうか。また、下唇が内側に入ったことによって正常な上下の口唇の関係に改善され、Eライン(横から見た際の鼻先・口先・アゴ先のライン)が一直線に形成されております。(術後横顔の斜め線ご参照)

続いてレントゲン画像でも術前後の写真を比較してみます。
レントゲン写真では術前後の骨の変化を、よりハッキリと確認することができます。大幅な骨の切除によってアゴの長さが短縮されているのとあわせて、顎先は自然なⅤ字型に整えられております。(術後正面のV字線表記ご参照) また咬み合わせに関しては、反対咬合(受け口)が正常咬合へと変化しております。(術後の左右横顔の矢印ご参照)

セファロ画像(正面)でも術前後の変化を確認してみましょう。
術後は顎の長さが短縮されて全体的に丸みを帯びバランスの整った印象に変化しております。

以下はセファロ画像の「横顔」での比較ですが、術前は垂直的であった顎の傾斜角度が緩やかなものへ変化しております。(実線比較ご参照)

パノラマ写真で見ると、骨切りの切断面に目立った段差は見られません。(術後の実線ご参照)

最後に口腔内の写真で比較してみます。
口腔内の写真で術前後を比べてみても、反対咬合が正常咬合へと変化していることがハッキリと分かります。口腔外科分野における顎矯正手術は、審美的変化(顔貌)だけではなく、機能面(咬み合わせ)においても改善できているかどうかがポイントになると言ってもよいでしょう。

受け口(反対咬合)の手術(下顎セットバック)と顎先を短縮する手術(オトガイ形成)を行った患者様からは、「食事が以前よりもしっかりと咬めるようになり、顔もひと回り小さくなった気がする」という声をいただくことが多いです。今回の方は軽度~中等度の反対咬合でしたが、患者様によって症状の程度は様々ですので、当院では事前のカウンセリング・各種検査で骨の状態を丁寧に確認した上で一人ひとりにあった手術計画を立てております。審美面だけではなく、機能面においても最善の変化を出すことを心がけておりますので、受け口やアゴ先に関して気になる際にはお気軽にご相談ください。
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※現在、下顎セットバック整形は行っておりません。

<本ブログの症例に関する情報>

施術名:下顎セットバック(下顎前歯部歯槽骨切り術)、オトガイ形成術 費用:1,430,000円 (モニター価格:1,320,000円)治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、知覚麻痺、骨壊死、骨髄炎、感染、左右非対称、顎下のたるみなど 施術内容に関する問い合わせ先:お問合せフォームからどうぞ

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監修医師
みずほクリニック

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。 免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士