輪郭整形・小顔整形ブログBlog

2024/11/10

左右非対称な輪郭を輪郭整形で整える

「左右非対称の輪郭」について悩んでいる方は意外に多く、当院でも定期的にご相談をいただく内容です。

輪郭が左右非対称になってしまう原因は様々で、エラの張り出し(突出)に左右で違いがあったり、あご先が左右どちらかに傾いていたりと、一人ひとり原因が異なっているため原因にあわせた輪郭整形術を行うことがポイントになります。今回は、左右非対称な輪郭を輪郭整形によって治した症例をご紹介します。

上は、左右ともに顎付近にボリュームがあることと、右側(向かって左)のフェイスラインが逆側よりも膨らんでおり、輪郭の歪み・左右非対称な状態を治したいとご相談に来られた20代の女性です。

CT検査を行ったところ左右非対称に見える輪郭の原因は骨格にあったため(骨格以外に脂肪の量が原因で左右差が生じることもあります)、今回行う骨切り術によって、輪郭全体のボリュームを小さくする操作と輪郭の歪みを改善する操作を同時に行うこととしました。術前後の変化をまずは紹介いたします。

CT画像の変化も見てみましょう。上が術前・下が術後の画像です。術後はフェイスライン(エラから下顎下縁・顎先に延びる線)のボリュームがしっかりと減っているのがお分かりいただけるかと思います。

今回、実際に行った施術は以下となります。

▼おとがい水平骨切り(顎先)

顎先はおとがい水平骨切りによって、顎のボリュームを軽減しています。また今回の方については、おとがい先端部分が少し左向きにずれていたため、水平骨切りを行う際にわずかに右向きになるように調整も加えています。
>おとがい形成の詳細はこちら

▼下顎下縁形成(右:下顎下縁外板はずし、左:下顎下縁削合)

下顎下縁(フェイスライン)については、非対称な輪郭を改善すべく左右で異なる手技を加えています。輪郭の張り出しが大きい右側については下顎下縁外板はずしという手技を行うことで、しっかりとボリュームを減らしています。逆に張り出しが小さい左側については、フェイスラインをわずかに小さくする程度の変化となるように下顎下縁削合(削り)のみの操作とすることで、シャープなフェイスラインでありつつ、左右対称な輪郭に近づくように調整を行っています。

▼エラ骨切り(下顎下縁)

さらにこの方はエラもかなり突出していてベース型に近い輪郭でしたので、エラ(下顎角)骨切りも行い、卵型の輪郭へ変化させています。
>エラ骨切り術の詳細はこちら

術後について、まだ右側フェイスラインのボリュームが多いように感じられたかもしれませんが、骨格へのアプローチによる左右差改善はすでに完了しているため、さらに左右差を改善したいという際には、脂肪吸引やスレッドリフトなどを片側にだけ追加で行うことでさらに左右の輪郭の歪みを改善することも可能です。今回は患者様が本施術の仕上がりに十分にご満足されたため、追加の施術は行わない形となりました。

昨今の輪郭整形ではVライン整形や小顔整形のご希望が増えていますが、今回のような輪郭の歪み(非対称な輪郭)を改善するなど様々な目的で施術を行っています。輪郭に関して気になる点があればお気軽に御相談下さい。

<本ブログの症例に関する情報>

施術名:おとがい形成(おとがい水平骨切り術)・下顎下縁形成(下顎角切除・下顎下縁外板はずし)・エラ骨切り(下顎角切除)  費用:おとがい形成 660,000円、下顎下縁形成 660,000円、エラ骨切り 660,000円  リスク、副作用:腫れ、内出血、感染、左右非対称、熱傷、傷跡、知覚麻痺、顔面神経麻痺など  施術内容に関する問い合わせ先:お問合せフォームからどうぞ

※記載されている料金やリスク・副作用、施術内容はブログ投稿時の情報となります。最新の情報は変更となっていることもあるため、詳細は当院までお問合せ下さい。

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監修医師
みずほクリニック

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。 免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士