歯周病は、細菌感染などによって歯ぐき（歯肉）や骨が溶けてしまったり歯が抜けてしまう病気です。といっても突然歯ぐきや骨が溶けるわけではなく、その前段階として歯と歯ぐきの間に隙間（歯周ポケット）が生じる症状（歯肉炎）から少しずつ次第に進行していく点が特長です。そのため歯周病治療は、できるだけ早めに症状が軽い段階で早期に治療をすることがポイントとなります。当院では歯周病治療として、エムドゲインによる再生療法を行っています。
歯周病は、細菌感染によって軽度の歯肉炎から次第に症状が進化していき、歯ぐき（歯肉）や骨が溶けたり歯が抜ける病気です。初期段階で治療を行えば症状を早く改善することが可能ですが、初期は痛みや腫れといった症状がないため気づかないことも多いです。痛みや違和感があり歯科に相談したら、すでに歯肉炎が悪化していたり歯周病に進行していたというケースも少なくありません。定期的な歯科検診で未然に歯周病を防ぐことが大切です。
口腔内には普段から400種類以上の細菌がいます。通常はこれらの細菌が悪さをすることはありませんが、日頃の歯磨きが不十分で食べカスなどが溜まっていくと、歯の表面や歯と歯の間にくっつき歯垢となり、日常のブラッシングでは除去できない状態になります。歯周病の第一段階としては、歯垢にひそむ細菌が炎症を起こすことで歯周ポケットという隙間が生じることからはじまります。この状態を歯肉炎と言います。
歯周ポケットは症状が進むことで次第に深くなります。2mm程度までは歯肉炎と呼ばれ自覚症状も特にありませんが、その後、次第に歯周ポケットが深くなるにつれて歯を支える骨（歯槽骨）が溶け始め、歯がぐらつくようになります。歯周ポケットが6mm（X線写真上では4mm以上）を超えた段階（重度歯周炎）で骨が歯を支えることができなくなることが多いです。
歯周ポケットが2mm程度の歯肉炎の状態であれば、歯垢除去などの歯科治療で改善が見込めることも多いですが、中程度の歯周病まで進行した際には元に骨や歯ぐきを自力で元に戻すことが困難2なります。このような状態に進行した歯周病について当院では、エムドゲインという薬剤を使用した再生療法による歯周病治療を行っています。
エムドゲインは再生療法による歯周病治療のひとつで、治療を行うことによって溶けてしまった歯周組織や歯を支える骨（歯槽骨）の再生を促進することができる治療法です。 エムドゲインゲルは、幼少期に歯が生えてくる際に必要となるタンパク質の1種である「エナメルマトリックスデリバティブ」という成分で構成されており、薬剤を歯周ポケットに塗布すると不要性タンパク質を形成し、塗布した部分のセメント質や歯根膜の細胞分化・増殖を促進し歯根膜・歯槽骨を再生する効果が期待できます。
※エムドゲイン治療は歯周ポケットが6mm程度の重度歯周病で適応となります。適用可否については事前にレントゲン撮影や医師の診察を行った上で判断致します。
| エムドゲインによる歯周病治療 | 1回 | ¥110,000 |
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こちらに記載がなくとも、歯や歯茎、噛み合わせ、輪郭に関してお困り・お悩みの事があればお気軽にご相談ください。
歯科口腔外科医と形成外科専門医が連携している当院では機能面・審美面の両方を兼ね備えた最善の治療プランをご提案しています。
札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務（ポストドクトラル・フェロー）後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科（大塚院・金沢院・名古屋院など）を経て、2014年みずほクリニック開院。 免許・資格：日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士
1993年 鶴見大学卒業。医学部口腔外科にての研修課程終了後、大手美容外科をはじめとする口腔外科・審美歯科・一般歯科を経て、2022年7月みずほクリニック入職。免許・資格：日本口腔外科学会会員、顎変形症学会会員
