輪郭整形・小顔整形ブログBlog

2024/11/26

「小顔整形後に輪郭がデコボコになってしまった」と後悔しないために

当院では日常的に小顔整形の施術を多数行っていますが、他院修正のご相談として最近増えているのが、以下のようなご相談事項です。

「術後にフェイスラインがデコボコになった」
「術後に輪郭が四角くなった」
「脂肪のたるみのような膨らみができた(=ブルドッグ顔)」

これらの原因は共通しており、小顔整形やVライン整形を行った際におとがい(顎先)とエラ(下顎角)にアプローチをしたものの、その間のライン(いわゆるフェイスライン/下顎下縁と言います)には何もしなかった、という際に生じることが多いです。



実際にこのような件でお悩みになり、当院へご相談に来られた方のCT写真(術後)をお見せします。エラと顎先は綺麗に骨切りされていますが、青枠で囲った部分(=下顎下縁)がそのままのため、フェイスラインが盛り上がったような状態になっているのがお分かりいただけるかと思います。

あご先やエラをどれだけ美しく骨切りしても、その間をつなぐフェイスライン部分にボリュームが残ってしまっては、術後の輪郭はちぐはぐ(=真ん中部分だけが出っ張った状態)になってしまうのは想像に難くないでしょう。

このような失敗や後悔を防ぐ方法は比較的シンプルで、フェイスライン(エラと顎先を結ぶライン=下顎下縁)の骨のボリュームも同時に減らすことで、輪郭全体に連続性を持たせた、滑らかで美しいラインに整えることができます。

今回は、実際に顎先・フェイスライン・エラにかけて全体の骨切りを行った方(30代女性)の症例をご紹介します。


上は術前の状態です。患者様のお悩みは以下のような点でした。

①フェイスラインが全体的に大きい
②特に下顎付近の大きさが気になる
③顎先が後退気味なのも治したい

そこでこの方については、それぞれのお悩みに対応すべく以下の施術を行っています。

①フェイスラインが全体的に大きい →エラ骨切り・下顎下縁形成・おとがい形成
②特に下顎付近の大きさが気になる →おとがい形成(水平骨切りで顎の長さを短縮)
③顎先が後退気味なのも治したい  →おとがい形成(顎の前方移動)

早速術前後の変化を見てみましょう。術後の写真は施術から6か月経過した状態です。


エラ(下顎角)から顎先(おとがい)まで輪郭全体が、滑らかでシャープなラインに変化しているのがお分かりいただけるかと思います。このような連続性のある美しいフェイスラインは、エラと顎先の間にある下顎下縁部分の切除または削合を行うことで可能になります。

術前後のCT写真も比較してみます。下顎下縁(フェイスライン)については、左右とも切除によってサイズを小さくしていますが、さらに左側の一部においては外側方への張り出し感をより弱めるために外板外しも行っています。(骨格に左右差がある場合は、このように片方のみに追加施術を行うこともあります)


もちろん、当院でもおとがい形成もしくはエラ骨切りの単独施術も多数行っていますが、骨格の状態や仕上がりへのご希望などによっては、今回のように下顎下縁(フェイスライン)にアプローチする必要があることも多くあります。輪郭整形をご検討される際には事前にこのような点を把握されておかれるとよいでしょう。また、すでに輪郭整形術を行ったものの、上のような点でお悩みの方がおられましたら、修正が可能なことが多くありますので一度ご相談いただければと思います。
>おとがい形成詳細はこちら
>エラ骨切り詳細はこちら

<本ブログの症例に関する情報>

施術名:おとがい形成(オトガイ水平骨切り術)、下顎下縁形成(下顎下縁切除)、エラ骨切り(下顎角部切除) 費用;1,980,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、感染、顔面神経麻痺、知覚神経麻痺、左右非対称、異常骨折など 施術内容に関する問い合わせ先:お問合せフォームからどうぞ

※記載されている料金やリスク・副作用、施術内容はブログ投稿時の情報となります。最新の情報は変更となっていることもあるため、詳細は当院までお問合せ下さい。

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監修医師
みずほクリニック

札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。 免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士