ペリカン手術(No.666)(他院での顎下の脂肪吸引後の修正)


症例について
他院で顎下の脂肪吸引を受けたところ顎下にたるみが生じたことを気にして当院にご来院された40代の男性です。当院にご相談に来られる前に、すでに脂肪吸引を受けたクリニックにおいて糸リフトとエンブレイス(RFによるたるみ治療器)を受けたものの、いずれの治療でも顎下のたるみが改善されなかったため、どうにかしたいという主訴でした。診察の結果、顎下のたるみの原因は脂肪吸引によって余った皮膚が主なものでしたが、それ以外の組織(深部脂肪など)も関係していると思われたため、顎下の複数の組織を一度に除去することができるペリカン手術で治療を行うこととしました。
施術法
手術では、顎下の中央部を4,5㎝ほど切開して余った皮膚を切除し、さらに前回の脂肪吸引で取り切れてなかった皮下脂肪をメスで丁寧に除去しています。さらに組織内部を確認したところ、皮下脂肪のさらに奥にある深部脂肪にもボリュームが多かったため、この脂肪も同時に除去しています。また外側方向に緩んで広がっていた筋肉(広頚筋や顎二腹筋)については中央部に引き寄せて糸で縫合することで、顎下の各組織におけるボリュームをしっかりと最小限に抑えています。術前後の様子を比較すると、ご本人が気にされていた顎下のたるんだ部分がなくなり、かなりすっきりしたのではないかと思います。
ポイント
ペリカン手術の最大のメリットは、「顎下の様々な組織」に対して「一度に」アプローチできるという点です。この部分の膨らみ・たるみの原因は皮下脂肪(脂肪吸引で除去することができる部分)だけではなく、脂肪吸引では取り切れない皮下深層にある深部脂肪や余剰な皮膚、さらに広頚筋や顎二腹筋といった顎下の筋肉のゆるみ、唾液腺の膨らみ(過剰発達)などが関係していることが多く、ペリカン手術はこれらの組織のボリュームを一度の施術で改善することが可能です。さらにペリカン手術はマシンやカニューレで行う治療ではなく、医師が目視で内部組織の状態を確認しながら「手作業」で不要な組織を取り除いていくため、顎下のタイトニング・ボリュームダウンといった効果をさらに実感しやすいとも言えるでしょう。
今回は顎下の脂肪吸引の修正手術としてペリカン手術を行いましたが、この施術は骨切り手術(おとがい形成術)で生じてしまった顎下の余剰皮膚を取り除く際にも大変有効ですし、初回のたるみ治療としてももちろんお勧めです。一度の治療で根こそぎ顎下のたるみの原因を除去できて効果は半永久的に続くため、ペリカン手術は費用対効果の高い小顔・たるみ治療であると言えるでしょう。
<症例に関する情報>
治療名:ペリカン手術(顎下脂肪吸引後の他院修正) 費用:330,000円 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、感染、血腫、傷跡、肥厚性瘢痕、ケロイド、皮膚面の凹凸など 施術内容に関する問い合わせ先:お問い合わせフォームからどうぞ