頬骨骨削り(No.915)(出っ張って目立つ頬骨をすっきり滑らかに)


症例について
斜めから見た際に頬骨が強く出っ張って見えることを気にしてご来院された31歳の女性です。「ゴツゴツした印象を減らして滑らかな輪郭にしたい」とのご相談でした。
頬骨整形には、骨の表面を削って突出感を抑える「頬骨骨削り」と、頬骨を骨切りして内側へ移動させる「頬骨骨切り」があります。今回の方の場合は、顔全体の横幅を縮める(余白を消す)のではなく、斜めから見た際に目立つ頬骨(頬骨体部)の突出を改善することが目的だったため、骨切りは行わずに「頬骨体部の骨削り」を単独で行うこととしました。なお当院では、頬骨の骨削りは静脈麻酔による日帰り手術で行っています。
術後経過
術後は5か月の様子です。
術前は斜め方向から見た際に頬骨が強く突出し、頬の上部に角張った印象がありましたが、術後は頬骨の出っ張り感が抑えられ、頬から輪郭にかけて滑らかな曲線になっています。
頬骨骨削りか?頬骨骨切りか?
頬骨のお悩みには大きく分けて2つがあり、これによって適した施術が異なります。
①頬骨の出っ張りが気になる
正面や斜めから見た際に頬骨前方の盛り上がり・突出感が強い場合には、今回のような「頬骨体部削り」が適しています。
②顔の余白(横幅)を減らしたい
正面から見た際の「顔の横幅」そのものを細くしたい場合には、外側へ張り出した頬骨弓への処置や、頬骨を骨切りして内側へ移動させる頬骨骨切り(もしくは頬骨セットバック)が必要となることがあります。
つまり、
「出っ張り・ゴツゴツ感」のお悩み → 頬骨骨削り
中顔面の「余白(横幅)」のお悩み → 頬骨骨切り
という図式が成り立ちます。
頬骨「削り」は効果がない?
患者様のお話を聞くところによると、クリニックによっては、「骨を削るだけでは変化があまり出ない」といった説明をしているところもあるようです。
確かに、顔の余白を減らしたいといった際には、骨の表面を削るだけでは十分な変化が得られないことがあります。しかし頬骨のゴツゴツ感や出っ張りを抑えることが目的であれば、「削り」単独で効果を実感いただけることも多く、必ずしも骨切りの併用が必須ではないと当院では考えています。特に頬骨セットバックは、しっかりと効果が得られるというメリットがある反面、削り単独治療と比較をするとダウンタイムもかなり長くなり、また費用面においても高額になりがちです。
一概に「骨削りは効果がない」とバッサリ切り捨てず、施術の目的や患者様の骨格、仕上がりイメージなどを確認した上で検討する必要があると考えています。
頬骨整形後の老け顔・コケにも注意
頬骨整形は、「骨を沢山削ったほうが小顔になれる」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
この点も少し注意が必要で、頬骨は頬周辺の皮下組織を支える土台のような役割も担っているため、頬骨体部のボリュームを過度に減らすと、術後に皮下組織があまってしまい、術前には気にならなかった頬のたるみが目立ってしまうことがあります。これは頬骨骨削り・骨切り・頬骨セットバック全般に言える共通の症状となるため、念のため知っておくとよいでしょう。
要はバランスが大事
- 輪郭に大きく変化を出したいから頬骨セットバックにする
- 骨削りは変化がないから骨切りを併用する
- できるだけ小顔になりたいから最大限で骨を削る
満足のいく結果を1回の施術でできるだけ沢山得ようとすると、つい上のような考えに傾いてしまうことがあるかもしれませんが、実際はそれほど簡単な話でもありません。頬骨整形を失敗させないためにも、施術の目的や仕上がりのイメージ、さらに現在の骨格の状態などを的確に診断してもらった上で、ご自身にあった施術を選ぶようにしてください。
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